2/5を「ポップガード記念日」にしたい
こんばんは、WoodLetterです。
昨日は最高気温19℃、もはや春と言っても良い気候でしたが、今日は冬に逆戻りです。こうも気温が乱高下していると、地球側のプログラム上のバグなのではないかと思いますが、思ったところでどうしようもないのも確かです。
普段、天気の話をするのは話すことが無いとき、上辺だけの会話で中身が無いことが多い(気象予報士の方は除く)のですが、この日記も中身が無いといった点では共通していることに対し、私は驚きを禁じ得ません。
さて、突然ではありますが、本日・2月5日を「ポップガード記念日」と定めたいと思います。
まず、ポップガードの説明をさせていただきますと、
写真上のマイクの前方にある、黒色の円型の物体が俗に「ポップガード」とよばれるモノです。
このポップガード、「破裂音を発した際に出る風によって生じるノイズを軽減する」という重要な役割を持っています。ちょっと何を言ってるか分からない、という方は試しに「パ行」を強く発声してみてください、「パピプペポ」です。パ行が嫌いな方はバ行でも構いません。
いかがでしょうか、発声した際に風が生じたと思います。ここで賢明な方であれば、「パ行を発明した人は何を考えていたのか」という疑念に駆られると推察します。
そうです、パ行は発音しづらい上にノイズを発生させるという非常に使い勝手の悪い言葉なのです。
そうとも知らず、日本人はパ行を使い続けた結果、とてつもなく強大な問題に直面します。
「パ行の録音が出来ない。」
・・・今までパ行に甘えていたツケがここで返されたという形でしょうか。しかし、パ行に慣れてしまった日本人にはもうパ行の使用をやめることができません。
もし、強大な権力を用いてパ行の使用を禁止したとすれば、日本中の赤ちゃんの初めて発する言葉が「パパ」ではなく「ママ」になってしまいます。
そのような事態に陥ったとすれば、日本中のパパは勤労の意欲を失い、日本は崩壊への道筋をたどることとなるでしょう。
したがって、既に日本はもうパ行なしでは成り立たなくいるのです。これが俗に言われる「パ行中毒」というものです。
この事態を解決するのが、前に述べた「ポップガード」。
こうしてポップガードのおかげで、パ行を発する際のノイズが軽減され、日本は滅亡を回避することができたのです。
まぁ、このストーリーは嘘なんですけど。
だいたい赤ちゃんの初めて発する言葉をポップガードを準備した上で録音する状況が意味不明です。
余程空気が読める極めて日本人的な赤ちゃんか、四六時中ポップガードをつけたマイクを赤ちゃんに貼り付けておく親のどちらかが多数派を占めない以上、このストーリーは成立しません。
いずれにせよポップガードの偉大さをご理解いただいた上で、本題に戻ります。
「ポップガード記念日」を制定したいというサブジェクトです。
はじめに、記念日の定義をWikipediaで調べてみますと、
記念日(きねんび、英: Anniversary)は、何らかの物事や過去の出来事を記念する日である。広義には週間・月間なども含み、年中行事も含むことがある。
と、記述されています。
また、このページの後半には
日本国内には記念日を「指定」や「制定」する任意団体が複数存在するが、下記のいずれも公的機関ではない。記念日を制定するのにこれらの団体の認定を受ける必要も義務もない。
とも述べられています。
したがって、日本国及びその期間が定めた記念日ではないという点においては、今回制定しようと試みている「ポップガード記念日」にせよ「バレンタインデー」にせよ同様であることが判明しました。
また、記念日を定めることに法律上の規制もないことから、この場で私が「毎年、2月5日はポップガード記念日である。」と宣言したところで何ら問題は無いことがお分かりいただけたのではないかと考えます。
次に2月5日がポップガード記念日である根拠です。
通常、記念日とされる日には何らかの拠り所を必要とし、例えば直近の祝日である「建国記念の日」を例に上げますと、
第二条 「国民の祝日」を次のように定める。
と、法律で定められています。また、法律で定められていないような「バレンタインデー」のような記念日でも、
元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において伝えられていた。
このように記念日となる根拠があります。
なんでそんな日がチョコレートを送る日になったのか、なぜ私はチョコレートを貰えないのかなど様々な疑問がありますが、その点につきましては、後日覚えていたら触れます。
しかし、近年では下記のような短歌が有名になりました。
『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
俵万智「サラダ記念日」
詳しくははてなキーワードを参考にしていただけたらと思います。
そうです、本来なんでもない日である「七月六日」を「サラダ記念日」と定めることで記念日へと昇華させたのです。ですが、この短歌一つで終わればただの2人の間の記念日で終わります。
しかし、この「サラダ記念日」は280万部ものベストセラーを記録。つまり2人の間での記念日、という一見根拠としては十分に見えないモノを、280万もの人と共有することによって「七月六日はサラダ記念日である」という認識をパブリックなものにすることに成功します。
確かに2月5日をポップガード記念日とするのに相応しい出来事は存在しません。
けれども、上記のように根拠としては脆弱にもかかわらず、記念日としての認識を大衆と共有している事例も存在します。
以上のことから私は、
「2月5日はポップガード記念日である。」
とここに宣言します。
一応、根拠として何故「2月5日がポップガード記念日なのか」について説明しますと、私がポップガードにまつわる記事を書いたからという根拠です。
お目汚し、失礼しました。以上WoodLetterがお送りいたしました。
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