WoodLetter日記

この日記の信憑性は一切保証しません。また、一切の責任も負いません。

軽い縛りプレイと生八つ橋の抹茶ケーキの話

 こんにちは、WoodLetterというものです。普段は鹿の世話をしています。さて、我々VTuber集団を自称する「ゆるぽか!」では、毎年リアル生活に些細な縛りを掛けながら生活しており、2020年は「禁止」を主題に掲げています。

 

 実例を上げると、軽度肥満で豚頭のりょーたろーチーズを、100kg超えでそこらの新弟子位なら勝てるんじゃねぇかという筋肉と脂肪を併せ持つ男・ふくぶちょ1食で2つ以上同時に主食を摂取する(例として米とパン)ことを、そして私・WoodLetterは「茶」をそれぞれ禁止されています。ちなみに私の「茶」は拡大解釈が過ぎた結果、三軒茶屋加藤茶まで禁止されているので、今年いっぱいドリフを見ることはできません。

 

 ただ、禁止事項を破ってしまっても、八つ裂きにされた挙句に三親等以内まで連座させられるとかいうこともなく、200字程度の日報を1週間書き続けるという、喉に魚の小骨が引っかかる程度の罰なので、そんなに辛くもないハートフルな仕様となっています。もし1回忘れてしまっても、プラス1週間されるだけなのでかなりイージーです。

その他にも細かい条件があるのですが、些末なことなのでここでは割愛します。「魚卵を乗っけるとセーフ」みたいな訳のわからないことが書いてあって混乱するので。

 

 さて、なんでこんなことを記事に書いたかと言えば、お土産にもらった抹茶菓子を食べてしまったからです。オフラインで眠らせるのもなんだかもったいない気がしたので、リライトしてブログの方にも上げることにしました。

 

 

 

 ついに私にも日報を書く日がやってきてしまった。今日この日まで、出先でお茶を出されそうになったら全力で拒否してきたし、ジュースがあると言われて冷蔵庫を覗いたら綾鷹が三本、味違いで鎮座していて発狂しそうにもなったが、今の今まで耐えてきた。しかし「お土産」という日本が誇る伝統的なストロング・スタイルで押し付けられてしまったからには、食べざるを得ない。

ちなみにこの土産を買ってきた人は、日帰りで嵐山に行ってきたのでもっとストロングだ。

 

 さて、結論から書こう。今回私が食べた「京町家ケーキ」は非常に美味かった。さすが茶菓子と寺社仏閣を主産業としている京都の土産菓子なだけある。詳しくはホームページを一読していただきたいが、端的に述べれば、抹茶ケーキを抹茶味の生八つ橋でサンドして、さらに抹茶チョコを加えるという企画者の脳髄が抹茶で浸されているのではないかと考察される一品だ。抹茶の暴力である。

 もちろん、3ヶ月に渡ってマトモな抹茶菓子から離れていたので、より増幅して旨味を感じた可能性も否定できない。しかし、私はその辺の店に適当に並べられている凡庸な菓子百般とは一線を画する、深い甘さを感じたのだ。また、それと同時に、普段我々が接している「抹茶味の菓子」について考えさせられた。
 

 近年、抹茶味の菓子の需要は増えている。「抹茶味」と掲げられた商品が売っていない店を探すほうが余程難しいかもしれない。それだけ抹茶味は根付いているように見える。しかし、実のところ市販の商品の多くは、甘みを強調するがあまりに抹茶本来の深みを活かしていない「なんちゃって抹茶」の商品が多いのは、抹茶クラスターの間ならば周知の事実であろう。

 しかし、この「京町家ケーキ」は違う。程よい甘み、茶の持つ風味、そして生八ツ橋でサンドされたケーキ生地。和洋折衷とはこのケーキの為にあるような言葉だ。これこそが抹茶菓子のあるべき姿だ。雨後の筍のように世に蔓延る「抹茶味の菓子」諸君には、是非見習ってほしい。

 末筆ではあるが、本来7日で良いはずの日報を忘れ続け、ペナルティとして1ヶ月以上不思議な日報を書き続けることで、グループ内での日報に対するハードルを下げてくれた軽度肥満で豚頭のりょーたろー君の身を挺した献身に謝意を示し、本日の日報としたい。彼には残り2ヶ月も頑張っていただきたい。私は残り6日で終わらせることとする。

 

 

以上です。ご拝読ありがとうございました。

 

 

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